陶器市を離れた訳(水を差すようでごめんなさい)

GWになると、近所でも陶器市という形態のお祭りが開かれる。数年前までの4年間、自分も間借りという形でそこに参加した。

数十万人という人が押し寄せるその祭りでは、いつもではあり得ない数の作品がポンポン売れる。そのことで家計はとても助かったし、やりがいは感じたけど、その反面とても疲れた。

 

なんだろう、否応もなく上げさせられるテンションや、そこに向かって注がざるを得ない、いつもの自分じゃないエネルギー。

みんなでその場を盛り上げよう!という文化祭的雰囲気も自分には合わなかった。

 

そして始まれば嫌でも目に入ってくる人気作家テントに並ぶ行列。その横で行列に入口を塞がれ、どうしたって妬み感情が生まれているであろう99%の作家達(自分も含む)。

 

渦巻く感情・・・

 

横一列に並ばせられ、異様なテンションの人達に値踏みされ、適当な扱いで落っことされることもある。

 

正直辟易とした。

 

砂埃と強烈な日差しと好奇な視線にに晒されて、どうしたって傷む作品と自分の心に耐えられなくなった。

 

おかしなテンションで一気に作品が買われ、おかしな臨時収入が入り、その収入を当てにしないと生活できないループに入り、中毒のように辞められなくなるのも嫌だった。

 

「参戦」「戦利品」「整理券」「お願い」「・・・」

SNSを見れば、ものづくりの本質とは程遠いワードが立ち並ぶ。陶器市を離れた今でも、この時期のこのテンションは苦手である。

 

まあ超マイペースな自分が、こういうテンションについていけないだけの、そういう話なのだけれど。

 

みんな好きなのに、ごめんなさいね。